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「警察は恥を知れ」 タイ法務次官が苦言

2007年4月3日(火) 01時38分(タイ時間)
【タイ】タイ警察は2日、昨年末にバンコクで起きた連続爆弾事件の容疑者のタイ人男性2人の送検を証拠不十分で見送った。「2人が無実とは言い切れない」(パチャラワート警察副長官)として、逮捕状は取り消さず、捜査を継続するという。タイ字紙タイラット、コムチャットルク(電子版)などが報じた。

 警察は、爆発があったバンコク郊外のショッピングセンター、シーコンスクエアの監視カメラに映っていた男性2人に対し、氏名不詳のまま逮捕状をとった。その後、容疑者の映像と容姿が酷似している2人が警察に出頭。2人は取り調べの末、いったん放免されたが、裁判所に逮捕状の取り消しを求めたところ、再度身柄を拘束された。

 警察の「捜査」について地元紙の多くは、犯人逮捕のプレッシャーから、監視カメラに映っていた男性を場当たり的に容疑者に選び、出頭され事実が露見しそうになったため、強硬姿勢に転じたという見方をとっている。ジャラン法務次官も同意見で、「警察は恥を知るべき」と苦言を呈した。

 連続爆弾事件は昨年12月31日夕方から深夜にかけ、首都圏の9カ所で発生し、タイ人3人が死亡、外国人を含む40人以上が負傷した。警察は1月に軍人を中心とする容疑者19人の身柄を拘束したが、証拠不十分で全員を釈放。その後、シーコンなどの監視カメラに映っていた氏名不詳の男女5人の逮捕状を取った。
《newsclip》