RSS

#16 シャム湾の西側 (その2 ホアヒンの街の中)

2007年4月5日(木) 05時15分(タイ時間)
ホアヒンは、王様の別荘のある高級リゾート地です。
シャム湾を挟んだ東側は、ベトナム戦争時の米兵の残した歓楽街パタヤの町で、夜中でも水着みたいな布地だけを身につけた女性が外人と騒々しく歩いていますが、こちらホアヒンは静かな海辺のたたずまいを今も残しています。

ホアヒンは、バンコクから約200キロ。
車で走ると、シャム湾の西側を海岸に沿って真っすぐ南下、約3時間で到着します。20キロ手前のチャアムの町から、外人好みの静かな浜辺の海岸リゾートが始まります。

ホアヒンの町は海岸線に沿って細長く出来ていますが、町の北側に王様の別荘があるために、音を出すモーターボートの類は禁止されています。
パタヤの海などで、うるさく走っているバナナボートやジェットスキーがいない分だけでも、本当に静かな海岸です。
海岸線に立ち並ぶ5つ星ホテル裏の海岸では、ロバを引いて来て、客を乗せて遊ばせています。

以前、ホアヒンの海岸線で、海に竿を出していたところ、警察が来て止めさせられた事があります。
王様の別荘のずっと北側の海岸べりに友人が家を買ったので、早朝に2人で、キスでも釣れないかと静かな波打ち際に立って、投げ釣りをしていたところ、はるか南に位置する堤防から、制服の警官が波打ち際を走って来ます。
まさか私たちの事とは思いもせず、釣りを続けていたのですが、5分以上もかけて息を切らしながら駆けて来て、私たちがタイ人ではないと気づくと、丁寧な口調で、釣りは禁止されていると告げられました。

そう云う訳で、ホアヒンの町で唯一、魚釣りを楽しむ事が出来るのは、ヒルトンホテルの裏に位置する、昔からの小さな漁港の波止場です。

早朝に漁船が出てしまうと、釣り人が集まって来ます。
釣れますものは、潮次第ですが、餌木によるイカ、浮き釣りでのサヨリ、サビキで小鯵、投げつりでフエフキなどが掛かります。

昼過ぎになると、漁船が戻ってきます。
波止場の先端に船を係留し、待っているトラックに、今日取れた魚介を積んで行きます。船の中で既に分けられたプラスチックのかごを降ろしていますので覗いてみると、帆立貝、シャコ、鯵、カマス、ヒラメが見えます。

底引きの網なのでしょう。
如何にも、小さい漁船の一日分という収穫で、日々此れ幸い、という思いがしてきます。
《newsclip》