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自警団員がイスラム教徒4人射殺、タイ深南部

2007年4月11日(水) 16時31分(タイ時間)
【タイ】深南部ヤラー県で9日、イスラム学校生らを乗せた旅客バスが銃撃され、12歳の少年など4人が死亡、5人が重軽傷を負った事件で、タイ陸軍は10日、仏教徒の自警団員が発砲したことを認めた。発砲の理由は、バスに乗っていたイスラム教徒の男性が挑発したためとしている。

 事件現場では10日、イスラム教徒の女性、子ども数百人が抗議集会を開き、道路を封鎖した。

 一方、ヤラー市では11日、仏教徒の女性(26)が射殺され、遺体が燃やされた。犠牲者の親族、友人らは遺体を市内の政府庁舎前に置き、同日ヤラー市を訪れたソンティ陸軍司令官に治安改善を訴えた。

 イスラム教徒が多数派の深南部では、タイからの独立を掲げるイスラム過激派のテロが01年から活発化し、連日、銃撃・爆破事件が起きている。タイの市民団体によると、2004年1月以降に発生したテロ関連の死者は、ナラティワート、パタニー、ヤラー、ソンクラーの深南部4県で2000人を超える。犠牲者はイスラム教徒、仏教徒がほぼ半々で、治安当局がイスラム教徒を「処刑」した疑いも浮上している。
《newsclip》