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タイ2大政党の解党裁判、5月30日に判決

2007年4月12日(木) 14時09分(タイ時間)
【タイ】タイの前政権与党・愛国党、前野党・民主党など5政党が無効となった昨年4月の総選挙での選挙違反に問われた裁判は、5月30日に判決が下ることになった。タイ字紙プージャッカーン(電子版)などが報じた。

 愛国党はタイ最大、民主党は第2位の政党で、両党が有罪で解党命令を受けると、タイ政界は空白状態となる。判決の見通しについて検察庁のアタポン報道官は3月末、愛国、民主の両党とも裁判で説得力のある反論ができておらず、双方が解党命令を受ける公算が大きいという考えを示した。解党命令を受けた党の役員は参政権が5年間はく奪される。

〈愛国党〉
警官から実業界に転進し、通信事業でタイ屈指の富豪となったタクシン・チナワット氏が98年に設立。バラマキ型政策を前面に出した選挙手法と巨額の資金で01年の総選挙で歴史的な大勝を納め、政権樹立後はタクシン氏の政策実行力と派手なパフォーマンスで高支持率を維持。中小政党の吸収・合併で、05年の総選挙ではタイ史上初の単独過半数を制した。しかし、強権政治に不満を強めた都市中間層の一部と、利権を奪われた旧勢力が反対に回り、06年9月の軍事クーデターで政権が崩壊した。

〈民主党〉
第2次大戦後間もない1946年に設立されたタイで最も古い政党。保守中道の王党派で、90年代には当時党首だったチュアン・リークパイ現党顧問会長が2度首相を務め、政界をリードした。現党首はアピシット・ウェーチャチーワ氏。
《newsclip》