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タイ軍政幹部が訪英、前首相と密談か

2007年4月18日(水) 17時32分(タイ時間)
【タイ】タイのタクシン前首相が亡命生活を送っている英国を、タイ軍事政権・国家安全保障評議会(CNS)のウィナイ事務局長・国防次官(陸軍大将)が最近訪れたことが明らかになった。ウィナイ次官に関しては以前から、前政権与党・愛国党の元幹部と新党を結成するといううわさがあり、「軍政後」をにらんだ前首相との密談説も浮上している。

 軍政トップのソンティCNS議長・陸軍司令官は18日、「(ウィナイ次官の訪英は)休養のためで、前首相に会いに行ったわけではない」「(次官と前首相の密談は)信じていない。そんなはずはない」などと述べ、軍政内部の亀裂を否定した。ただ、いつもに比べ声は小さく、歯切れも悪かった。

 タイ軍部は昨年9月、タクシン政権の汚職、権力乱用などを理由に軍事クーデターで政権を奪取したが、汚職捜査が難航する一方、経済政策の失敗で景気が悪化、深南部のイスラム過激派テロ、麻薬汚染といった問題も改善せず、徐々に国民の支持を失っている。公約通り年内に総選挙を実施すると、前首相派勢力が復権する可能性もあり、前首相派との手打ちが必要という見方も出ていた。
《newsclip》