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サラワク州首相がメディア提訴か、日本企業からのリベート授受疑惑で

2007年4月22日(日) 17時56分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシア・サラワク州のタイブ・マムッド州首相は21日までに、日本の海運会社が同州からの木材輸入をめぐり、州首相に11億円のリベートを払っていたとする日本の新聞報道を転電したインターネットメディア「マレーシア・キニ」に弁護士を通じて書簡を送り、関連記事を削除しない場合、提訴も辞さないと通告した。

 日本国内の報道によれば、日本郵船子会社の日之出郵船など海運9社は、マレーシア・サラワク州からの木材輸入に絡み、香港の会社に長年仲介手数料を支払ってきたが、実質的にタイブ・マムッド州首相へのリベートだったとして、日本の国税当局が「所得隠し」と認定した。

 日本で3月下旬に報じられた内容は、マレーシアの野党・民主行動党などが議会で取り上げたものの、政府首脳批判がタブーの一般メディアはほとんど扱っていない。

 マレーシア・キニは、同国でも比較的自由な言論で定評があり、4月6日から14日にかけ、州首相のリベート疑惑を報じていた。スティーブン・ガン(顔重慶)編集長は「過去にも多くの汚職関連報道を行ってきたが、これまでも謝罪したことはない。ジャーナリストとして汚職報道はわれわれの義務であり、公共の利益に関するものだ。州首相が裁判でわれわれを脅すとしたら大間違いだ。法廷で多くの証人を立てたい」と述べ、真っ向から対決する姿勢を示している。
《newsclip》