RSS

タイ前首相一族に追徴課税、約900億円

2007年4月24日(火) 12時19分(タイ時間)
【タイ】前政権の不正蓄財追及のためタイ軍事政権が設置した資産調査委員会は23日、タクシン前首相一族によるタイ通信最大手シンの売却に関し、前首相の長男のパーントーンテーさんと長女のピントーンターさんに対する追徴課税額を計274.2億バーツに引き上げた。今月初めの時点では追徴額を106億バーツとしていたが、シン株を保有していた前首相一族の投資会社に対する法人所得税、罰金、金利などを上乗せした。

 パーントーンテーさんらは昨年1月、シンガポール政府の投資会社テマセクなどにシンの株式49.6%を733億バーツで売却したが、タイ史上最大の企業売買だったにもかかわらず、タイ証券取引所(SET)を通じた個人取引の形を取ったため所得税が課税されなかった。この「節税」取引で都市中間層にくすぶっていたタクシン氏に対する不満に火がつき、同氏の首相辞任を求める街頭デモへの参加者が急増、昨年9月の軍事クーデターの遠因となった。
《newsclip》