RSS

また斬首、死体焼く=タイ深南部

2007年4月30日(月) 21時42分(タイ時間)
【タイ】深南部でイスラム過激派と治安当局が交戦し、100人以上が死亡した事件から3年目にあたる4月28日、パタニー県で礼拝中のモスクに何者かが爆弾を投げ込んだ上、銃撃を加え、イスラム教徒の元教師が死亡、3人が負傷した。3年前の事件でイスラム過激派32人がタイ軍・警察の集中砲火を浴び全員死亡したパタニー市内のクルセ・モスクも銃撃を受けたが、こちらは死者、けが人はなかった。

 事件について治安当局はイスラム過激派の犯行と主張したが、イスラム教徒住民は一部の兵士、警官の仕業として、道路を封鎖するなどして抗議した。 

 隣県のナラティワートでは29日、仏教徒住民の民家が銃撃を受け、3歳の男の子が死亡。パタニーでは30日、武装グループが仏教徒の男性(30)と少年(14)を射殺し、男性の頭部を切断した後、2人の遺体を燃やした。頭部は数キロ離れた場所でみつかり、近くに仕掛けられていた爆弾を軍が爆発前に処理した。同日、パタニー市内とナラティワートで爆弾が爆発し、数十人が負傷した。このほかにも各地で銃撃、爆発事件があり、死傷者が出ている。


〈クルセ・モスク事件〉
ソンクラー、パタニー、ヤラーの3県で04年4月28日未明、イスラム過激派が警察派出所や軍駐屯地を同時襲撃し、待ち受けていた軍・警察と交戦。パタニー市内のクルセ・モスクには、襲撃に失敗した過激派32人が立てこもり、軍の集中攻撃を受け全員が死亡した。同日発生した死者は、過激派108人、治安当局側5人に上る。
《newsclip》