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アラビアンナイト

2007年5月6日(日) 13時15分(タイ時間)

 子どものころに読んだ、「アラジンの魔法のランプ」や「アリババ」のお話。漠然と思い描いていた、アラビアンナイトの世界が目の前に広がる、オマーン。

 原油と天然ガスを産出するこの国には、ぎらぎら光るネオンサインや、高層ビルの窓の灯りや、巨大な広告といったものがほとんどない。首都のど真ん中のメインストリートですら、白壁の家、小さなコーヒーショップや八百屋、床屋なんかが並び、いたるところにモスクのたまねぎ頭と塔が見える。

 ほとんどの店が昼になると店を閉めてしまう。夕方4時までは昼寝の時間なのだ。

 日が落ちて気温が下がると、マトラ地区の海岸通りは人でいっぱいになる。そこに何か店があるわけでも、何かのショーがあるわけでもない。なにもない。人々は海沿いのベンチに座り、夜風に吹かれながらジュース片手に、あるいはギターを抱えて、語り、歌う。

 コレまで目にしてきた「首都の夜」は、そこにはなかった。
《newsclip》

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