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〈企業インタビュー〉 Thai Mitsuwa

2007年5月8日(火) 12時58分(タイ時間)
タイで最大クラスのプラスチック成形部品メーカー

——タイ進出について
 射出成形加工のミツワ電機工業(本社:大阪)のタイ現法として1987年に設立しました。多くの日系メーカーがその頃すでにタイに製造拠点を設けており、弊社も活躍の場があると見込んで進出しました。当時タイは家電業界に活気があり、弊社の取引先も多くが家電メーカーでした。グループとしてはタイが初の海外拠点で、その後2002年に中国、2006年にベトナムと、それぞれ現法を設立しております。

——会社規模は?
 拠点となるパトゥムタニ県に工場7棟、東北部ナコンラチャシマ県の取引先の近辺に工場1棟を構えます。2003年にタイ証券取引所(SET)二部市場(MAI)に上場。現在、30トンクラスの小物から1600トンクラスの大物まで取り扱っており、タイで最大クラスのプラスチック成形部品メーカーとなっております。従業員はパトゥムタニ1000人、ナコンラチャシマ400人、日本人は全12人。ほか、台湾企業との合弁による射出成形用金型メーカー、「Smart Mold」がパトゥムタニ県にあります。

——パトゥムタニを選んだ理由は?
 大きな理由は、パトゥムタニ周辺の水質の良さです。プラスチック成形は冷却の際に水を多用しますが、その水に塩分をはじめとする不純物が混ざると、金型に悪影響を与えます。当時は地下水を利用していたので、地下水に塩分を含むバンナー方面での工場設立は、検討外でした。現在は地盤沈下の問題から、水道水を利用しています。

——製品について
 30トンから1600トンまでの、四輪車、二輪車、家電、OA機器などを中心とするプラスチック成形部品です。ほか、金型加工が月当たり5面です。取引先は約60社、ほとんどが日系メーカーです。

——同業他社について
 日系、外資系、地場系を全て合わせると、500社を超えるのではないでしょうか。もちろんこの中には、食器などを作っている小さなメーカーも含まれます。弊社の競合となりうるメーカーだけに絞っても、100社を数えます。小物から大物まで取り扱っていることから、競合他社がそれだけ増えてしまいます。

——御社の特徴は?
 前述のように小物から大物まで取り扱っていること、金型、成形、塗装、印刷、組み立てと一貫体制を構築していることです。通常なら数社に分かれる取り扱い製品を、弊社では一手に取り扱います。成形機125台、1K(コート)および2Kの塗装ブース50ブースと設備が豊富で、ブースは5ブースがロボットです。また、タイで唯一のウェルドレス成形、ガス成形、2色成形など、特殊成形にも乗り出しており、お客様のあらゆるニーズに応えることが可能です。

——人材について
 タイ人は素直な性格だと思います。これを如何に伸ばすかが、良い人材の確保につながるのではないでしょうか。プラスチック成形は、日本では「成形技能士」という国家試験があるほど、特殊な業種です。弊社では同試験を基準とし、タイ人スタッフに対して社内免許を交付するなどして人材育成に努めております。

——事業拡張など今後について
 インモールド成形やインサート成形の導入を検討、インモールド成形は早ければ4月に決定します。レーザーカットやホットスタンプなど2次加工の充実にも力を入れていきたいと思っています。取引先が増えてきたチョンブリ・ラヨン方面での拠点増設も考えております。弊社はこれまで、タイにない新技術を一早く導入するなど、常に新しいものに挑戦してきました。今後も新しいものに絶え間なく挑戦していく所存です。

——ありがとうございました

Thai Mitsuwa Public Company Limited.
住所:31 Moo 2, Banchang, A. Muang, Pathumthani 12000
電話:0-2581-5558-60 ファクス:0-2581-6160
ウェブサイト:www.mitsuwa-ec.co.jp
《newsclip》