RSS

タイ通信最大手シン、渦中の会長が辞任

2007年5月15日(火) 11時52分(タイ時間)
【タイ】タイ通信最大手シンは14日の取締役会で、ポン・サラシン元副首相の会長辞任を承認した。ポン氏は昨年、シン創業者のタクシン・チナワット前首相一族がシンをシンガポール政府の投資会社テマセクに売却した際にシン株の一部を購入、同社の会長に就任したが、今年に入り、シンの外資出資比率上限である49%を超えないよう、ポン氏がテマセクに名義だけ貸したのではないかという疑いが浮上。同氏の弟でプミポン・タイ国王の首席秘書官であるアーサー・サラシン氏の関与を疑う声も上がっていた。

 サラシン家はタイ王家の侍医から政財界に勢力を広げ、ポン氏の父の故ポット氏は首相、弟のパオ氏は警察長官、内相などを務めた。日系進出企業の合弁相手としても知られ、影響力は巨大だ。昨年9月のクーデターで政権を奪取した軍部は当初、シンのタイ人名義人問題を追及する構えをみせたが、調査はその後尻すぼみとなっている。
《newsclip》