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タイ軍政、前首相夫妻を刑事告発

2007年5月15日(火) 15時39分(タイ時間)
【タイ】前政権の不正蓄財追及のためタイ軍事政権が設置した資産調査委員会は14日、タクシン前首相の妻のポジャマン氏が03年にタイ中央銀行から不動産を購入した取引を違法として、前首相夫妻を検察に刑事告発した。国家機関と当該機関の管理・監督職である国家公務員もしくはその配偶者が事業契約などを結ぶことを禁じた汚職防止法に違反したとしている。

 問題の土地は都心から近い地下鉄沿線の5.3ヘクタール。ポジャマン氏はタイ中銀が実施した差し押さえ不動産の競売で、この土地を7.7億バーツで落札したが、公的機関と現職の首相夫人の取引だったため、当時も違法性を指摘する声があった。

 バンコクの刑事裁判所では同日、タクシン氏が創業したタイ通信最大手シンの株式譲渡をめぐる脱税容疑の初公判が開かれ、ポジャマン氏と同氏の義兄のバナポット・ダーマーポン氏、秘書の3人が無罪を主張した。

 ポジャマン氏は97年に、シンの株式7.4億バーツ相当を「結婚祝い」としてバナポット氏に無料譲渡した。国税局は当時、贈り物なので納税の必要はないという判断を下したが、資産調査委が脱税として検察に告発した。ポジャマン氏は有罪の場合、14年以下の禁固刑、40万バーツ以下の罰金が科される。
《newsclip》