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タクシン前首相がラジオ生出演、クーデター後初

2007年5月17日(木) 11時35分(タイ時間)
【タイ】タイ字各紙によると、昨年9月のクーデターで失脚し、海外で亡命生活を送っているタイのタクシン前首相が16日夜、タイのラジオ番組に電話で生出演した。タイ軍事政権はタクシン氏関連のテレビ、ラジオ報道を厳しく検閲しており、同氏のタイ語の肉声がタイで放送されたのはクーデター後初めて。番組の司会者は、タクシン氏が電話してくることを知らなかったと主張している。

 タクシン氏は15分ほど話し、総選挙の早期実施を主張。国民の支持に感謝する一方、「自分は2度死んだようなもの」と感慨をもらした。同氏が英プレミアリーグのクラブ、マンチェスター・シティを買収するという報道については、「まだ発表できないが、実現すればタイ国民にとっていいことだ」と述べた。

 軍政は最近、タクシン一族を脱税や首相在職中の公有地購入で刑事告発した。今月末には前政権与党・愛国党に解党命令が出る可能性もある。今回のラジオ出演は、軍政の攻勢に危機感を強めたタクシン氏がゲリラ戦法で揺さぶりをかけたといえそうだ。
《newsclip》