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タイ国営電話大手TOT、携帯事業破たんで社長の職務停止

2007年5月18日(金) 16時29分(タイ時間)
【タイ】タイの国営携帯電話サービス会社タイモバイルが事実上経営破たんした問題で、親会社の通信大手TOTは18日、TOTのソムクワン社長とワースクリー副社長兼タイモバイル社長の職務停止、情報通信技術(ICT)省付への異動を取締役会で決めた。今後、調査委員会を設置し、破たんに至った経緯を調べる予定だ。

 タイモバイルはTOTとCATテレコム(旧タイ通信公社)の合弁事業で、02年11月にサービスを開始した。過去4年で60億バーツの赤字を出し、現在の負債総額は80億バーツ。契約者はタイ全体の4000万件強のうち、両社の社員を中心とする8万件にとどまっている。

 主要業務を委託している民間通信大手サマートへの支払いも05年から滞り、サマートは5月6—8日、運営料など計8.5億バーツの支払い求めサービスを停止。通話不能になった契約者が騒ぎ、同社の惨状が明らかになった。

 ソムクワン社長(59)は昨年9月のクーデターで成立した軍事政権によって、昨年11月、社長に昇格したばかり。TOTの生え抜きで、長く副社長を務め、タクシン政権で民間の外部者が社長に起用された際には、社長選出の基準がおかしいとして裁判を起こすなどした。
《newsclip》