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サムットプラカン市長、警官暴行容疑で出頭命令

2007年5月21日(月) 12時56分(タイ時間)
【タイ】タイ警察は21日、バンコクの東隣サムットプラカン市のチョンサワット・アサワヘーム市長に警官暴行容疑で出頭を要請した。チョンサワット氏はサムットプラカン県に強い影響力を持つ政治家、ワタナー・アサワヘーム氏の息子。今回の事件について、警察は暴行の2日後に出頭を要請、タイのメディアは当初、実名報道を控えていた。

 報道によると、チョンサワット氏は19日夜、BMWに有名モデルら女性3人を乗せドライブ中、バンコク都内の路上検問で止められた。担当の警官がアルコール検査を求めたところ、「おれが誰の子かわかってるのか」と怒鳴りつけ、車の窓を閉めて警官の指を挟み、そのまま車を100メートルほど走らせ、さらに近くにいた取り巻きとみられる男2人が警官に暴力を振るった。

 チョンサワット氏は99年のサムットプラカン市長選での選挙違反で有罪判決を受け、現在控訴中。兄のプーンポン氏は96年に交通事故を起こした際、ぶつかった車を運転していた人に「おれを誰の息子だと思ってんだ」と怒鳴りつけ暴行。98年には取り調べ中の警官を車ではね重傷を負わせた。同氏は下院議員だったときに虚偽の資産報告を行った罪で04年に公職追放処分を受けた。

〈ワタナー・アサワヘーム(馬裕炎)〉
35年生まれ。石油販売、漁業などで財をなしたと主張。後に政界入りし、副内相などを務めた。95年の総選挙で、自分が副党首を務める国民党が第1党となったが、米国から圧力がかかり、入閣を逃した。その後も240億バーツを投じた上に計画中止となったクロンダン産業排水処理場(サムットプラカン県)など、様々な汚職疑惑で調査を受けた。
《newsclip》