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タイ2大政党の「裁きの日」

2007年5月30日(水) 02時01分(タイ時間)
【タイ】前政権与党・愛国党とライバル政党の民主党というタイの2大政党の選挙違反裁判の判決が30日に迫り、タイ政府は29日、バンコク都内のテレビ局全局に兵員を派遣するなど、警戒態勢を強化した。愛国党支持派は30日にバンコクの憲法裁判所周辺と王宮前広場で集会を開く予定で、治安当局との衝突が懸念されている。

 2党は昨年4月の総選挙での選挙違反に問われている。両党とも解党、党執行部の5年間公職追放という処分が下った場合、タイの有力政治家のほとんどが政界から姿を消すことになる。


〈愛国党〉
警察官から実業界に転進し、通信事業でタイ屈指の富豪となったタクシン・チナワット氏が98年に設立。バラマキ型政策を前面に出した選挙手法と巨額の資金で01年の総選挙で歴史的な大勝を納め、政権樹立後はタクシン氏の政策実行力と派手なパフォーマンスで高支持率を維持。中小政党の吸収・合併で、05年の総選挙ではタイ史上初の単独過半数を制した。しかし、強権政治に不満を強めた都市中間層の一部と、利権を奪われた旧勢力が反対に回り、06年9月の軍事クーデターで政権崩壊した。

〈民主党〉
第2次大戦後間もない1946年に設立されたタイで最も古い政党。保守中道の王党派で、90年代には当時党首だったチュアン・リークパイ現党顧問会長が2度首相を務め、政界をリードした。現党首はアピシット・ウェーチャチーワ氏。 
《newsclip》