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落武者の茶畑

2007年5月31日(木) 23時42分(タイ時間)

 タイ北部チェンライ市よりさらに北の町メーサロンでは、お茶文化のないタイにありながら、台湾の茶藝館のようにお茶を飲み比べることができる。

 ここに暮らす人々のほとんどは、第二次大戦後に行き場を失ってしまった中国国民党軍の子孫だ。共産化してしまった中国本土へも戻れず、ビルマにも居られず、落ちのびてきたのが、ここメーサロンである。

 当時部隊を率いていた段将軍(ジェネラル・ドゥアン)のお墓は、見晴らしのよい場所にあり、まるで墓守のように店を構えた茶館では、店主の淹れてくれるお茶をいただきながら、メーサロンの町と北タイの山々を眺めることができる。

メインストリートに沿って並ぶ店のほとんどはお茶を扱っており、どの店先でもお茶の飲み比べができる。お茶畑が広がるここで作られたお茶もあるが、売られているお茶の多くが台湾からの輸入品だ。メーサロンでとれた茶葉を台湾へ送り、台湾でお茶にしてまたメーサロンに戻ってくるものも多いそうだ。

 近年、北タイ山間部ではコーヒーの栽培もさかんになり、お茶屋の店先ではメーサロンコーヒーも買うことができる。
《newsclip》

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