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タイ深南部の抗議集会拡大

2007年6月2日(土) 22時32分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、深南部パタニー市の中央モスクで5月31日に始まったイスラム教徒住民による抗議集会は3日までに参加者が2000—3000人に達したもようだ。住民側は深南部からのタイ軍の撤退、緊急事態宣言の解除、イスラム教徒住民を殺害・強姦した兵士の処罰などを求めている。

 深南部では01年以降、イスラム過激派によるテロが活発化し、銃撃、爆破などで2000人以上が死亡した。ただし犠牲者の半分はイスラム教徒で、モスクやイスラム学校が銃撃を受ける事件も頻発している。政府、タイのメディアはこうした事件のほとんどを過激派の犯行としているが、地元住民や人権団体はタイ軍の仕業として、公正な捜査、報道を求めている。


〈タイ深南部〉
 もともとイスラム教のパタニー王国があったが、約100年前にタイに併合された。現在も住民の大半はマレー語方言を使用するイスラム教徒で、マレーシアとの二重国籍者も多い。言葉、宗教が異なることから行政と住民の間の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健などはタイ国内で最低レベル。
《newsclip》