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ベトナムで海底通信ケーブル43キロが“蒸発”

2007年6月6日(水) 11時59分(タイ時間)
【ベトナム】ベトナム郵電省のチャン・ドゥク・ライ副大臣は5日、ベトナムの海岸部で同国と周辺国を結ぶ海底通信ケーブルが合計43キロにわたり行方不明になったことを明らかにした。盗難に遭ったとみられ、同副大臣は「世界のどの国でもこんなに大規模なケーブル盗難は聞いたことがない」とおかんむりだ。

 盗難されたとみられるケーブルは、ベトナム—タイ、香港間を結ぶ「TVHライン」の11キロ分とベトナム—シンガポール間を結ぶ「ACPNケーブル」の32キロ分。

 これに関連し、南部のバリアブンタウ省政府が、兵士や漁業関係者に対し、1975年以前に敷設された海底ケーブルを引き揚げ、スクラップとして売却することを昨年容認していたことが判明。誤って使用中の海底ケーブルが引き揚げられた可能性も否定できない。同省は先月、ケーブルの引き揚げを全面禁止した。ベトナム郵電公社幹部は「市民に使われていないケーブルの引き揚げを認めている国などどこにもない。ケーブル切断によるリスクは、ケーブル回収による利益とは比べものにならない」と批判した。

 TVHラインが今年3月に切断されて以降、同ケーブルを使った通信は「SMW3」と呼ばれるケーブルを経由している。両ケーブルはベトナムの国外とのデータ通信の80%が使用しており、完全ダウンすれば影響は計り知れない。
《newsclip》