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ヌチャラット・プルックブーンコーソン医師(37)

2007年6月8日(金) 10時22分(タイ時間)
耳鼻咽喉・難聴科

Nuchrut Pruksaboonkosol, M.D.

Board of Othlaryngology Ear, Nose, Throat Allergy, Vertigo Clinic

 1970年、バンコク生まれ。専門は耳鼻咽喉とめまい。チュラロンコン大学医学部修士課程を修めた後、バンコク近郊ナコンナヨック病院、サムットサコン県バンパイ病院を経て東部チョンブリ県のバンコク・パタヤ病院へ。

——いびきの原因と問題点について

 仰向けの睡眠状態では、筋弛緩により舌根と軟口蓋が喉に落ち込み気道を狭めたりふさいでしまうことがあります。「いびき」とは、睡眠時の深い呼吸によって大量の空気がこの狭い気道を通る際に生じる振動音です。

 いびきをかきやすいのは、肥満、高齢、鼻炎、過労の状態にある人、あごが小さい人、睡眠薬を服用している人、飲酒量・喫煙量の多い人で、女性よりも男性に多くみられます。

 いびきは気道が狭いほど大きくなります。だんだん大きくなったいびきが10秒以上止まることがありますが、これは気道が完全にふさがれ無呼吸の状態になったためで、危険なサインです。このようないびきが断続して起きる状態を「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea syndrome)」といいます。

 睡眠時無呼吸症候群患者は睡眠が浅くなり熟睡できないため、日中どこでも眠気に悩まされます。無呼吸によって血中酸素濃度が低下し、心臓や肺、脳などの機能に障害をもたらし、日常生活に支障を来すようになります。

 呼吸に合った一定のリズムで聞こえるいびきなら、無呼吸の危険はありません。しかし大きさによっては、同室者の睡眠妨害になるので、治療した方が良いこともあります。

——睡眠時無呼吸症候群の治療について

 まずは睡眠の状態(脳波、心電、心拍、呼吸、血中酸素濃度)を詳細に調べるために、患者は一晩入院して睡眠ポリグラフ検査(Sleep Test)を受けます。治療法は症状と患者の希望をふまえて決定しますが、一般的には減量や禁酒・禁煙、筋肉弛緩を起こす薬物の服用停止、そして睡眠時の姿勢を横向きに変えるなど、生活習慣の改善で治ります。それ以外では、気道を広げる手術、ソムノプラスティやCPAP(Continuous Positive Airway Pressure)という器具を用いる方法があります。ソムノプラスティは高周波治療機器、CPAPは就寝時に装着するマスクで、空気を気道に送り込むことで気道閉塞を防ぎます。CPAP装着によって、約9割の患者が完全な睡眠を取り戻しています。

 軟口蓋が長すぎる、口蓋垂や扁桃腺が大きすぎるなどが気道をふさぐ原因なら、形成手術を行うこともありますが、手術を希望しない患者にはほかの治療法を勧めています。

 いびき治療の最先端は、約1センチの支柱3本を軟口蓋に埋め込むピラー・プロシージャー(Pillar Procedure/ Pillar Implant)という方法で、睡眠時に軟口蓋が気道に落ち込むのを防ぎます。局部麻酔で施術時間は約15分という手軽さながら、支柱は患者の体内で永久に軟口蓋を支え続けてくれるので、現在では一番の治療法といえます。

——バンコク・パタヤ病院耳鼻咽喉・難聴科について

 当院耳鼻咽喉・難聴科では「いびき外来(Snoring Clinic)」を設置し、いびきの相談から検査、治療までを専門的に行っています。耳鼻咽喉科全体では、いびき治療専門の医師を含めて5人の医師が勤務しています。

 いびきの治療方法は、生活習慣改善(アルコール、カフェイン、煙草、睡眠薬などの摂取制限や減量)、手術(鼻腔形成や扁桃腺切除)、ソムノプラスティやCPAPの使用、そして薬物治療を行っています。ピラー・プロシージャーを希望する場合は予約が必要となります。

 ポリグラフ(睡眠検査装置)を導入している病院は、国内東部では当院だけです。近郊にお住まいで睡眠障害やいびきに悩む皆さん、健康管理は当院にお任せ下さい。

——ありがとうございました

耳鼻咽喉・難聴科
外来診療時間 月?金曜日:8?19時、土曜日:8時半?17時、日曜日:9時半?17時

ヌチャラット医師勤務時間
月曜日:9?19時、火?木曜日:9?17時、金曜日:9?15時、土曜日:9?13時、日曜日:休診

Bangkok Pattaya Hospital

301 Moo 6 Sukhumvit Rd., Km 143 Naklua Banglamung Chonburi 20150 Thailand

Tel: 038-25-9935(耳鼻咽喉・難聴科直通), 038-42-7751~5, 038-25-9999

Fax: 038-42-7770

E-mail: nuchrut@bgh.co.th

URL: www.bangkokpattayahospital.com
《newsclip》