RSS

バンコクの反軍政集会、1万人規模に拡大

2007年6月10日(日) 18時55分(タイ時間)
【タイ】バンコクで連日行われている反軍事政権集会の規模が徐々に拡大し、9日には警察発表で約1万人、地元の複数紙の推計で1万3000—1万5000人が集まった。参加者は昨年9月のクーデターで追放されたタクシン前首相の帰国、即時民政復帰などを要求し、軍政との対決姿勢を鮮明にしている。

 9日の集会はバンコクの王宮前広場で始まった。参加者はその後、数キロ離れた陸軍司令部まで移動し、軍政に退陣を要求、警備の警官隊ともみあいになった。

 タイ軍部はタクシン政権の汚職、国家の分断、王室軽視などを理由にクーデターで政権を転覆したが、前政権の汚職捜査やイスラム過激派と治安当局の対立が続く深南部情勢で進展がみられない一方、経済失政で景気が急速に悪化し、国民の支持を失いつつある。5月末には軍政が任命した判事による憲法法廷が、前与党・タイ愛国党に解党を命じ、タクシン氏の支持層だった地方住民やバンコクの低所得者層が不満を強めているようだ。
《newsclip》