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少数民族観光

2007年6月12日(火) 23時28分(タイ時間)

 タイ北部メーサイと接する国境の町、タチレク(ミャンマー)。国境に程近い場所に作られた、首長カレン族の村がある。ここは、村とは名ばかりの、観光用に作られたテーマパークであるのだが、自身を見世物にして生きる人々が居るという現実を見つめるには良い場所かもしれない。

 本来、首に輪を巻くのは、満月の夜に生まれた女の子だけと決まっていたが、観光収入に頼りっぱなしの集落では、女の子が生まれればだれかれかまわず首に輪をまくようになったらしい。この村では、まだ小さな女の子も舞台で踊る。機織りをする女性にカメラを向けると、作業をとめてすっと背筋を伸ばしてポーズをとってくれる。首輪をした女の子のマスコットなどのグッズも売られている。

 タイ北部からミャンマーにかけての山岳地帯は、いまとなっては一大観光ゾーンとなりつつあるが、観光で生きている村とそうでない村では、風景がまったく違っている。観光向けに手の入れられている村は、観光客の望む姿をしている。観光客のこない村では、民族衣装を着た人などほとんど見かけることはない。どちらも、現実の少数民族の村の姿だ。
《newsclip》

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