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参政権停止の旧タイ与党幹部、名門大学長が恩赦提案

2007年6月17日(日) 13時46分(タイ時間)
【タイ】タイ屈指の名門であるタマサート大学のスラポン学長が16日、5月末に参政権の5年間停止処分を受けた旧与党・タイ愛国党の幹部111人の一部に対する恩赦を提案した。大物政治家の大量退場処分で政治が不安定化すると指摘、処分の原因となった選挙違反に関与していないとみられる元幹部を次期総選挙に出馬させ、愛国党支持者の不満を和らげるべきと主張した。

 元幹部に対する恩赦は、軍事政権トップのソンティ陸軍司令官が提案、反発を受け撤回していた。スラポン学長は、恩赦案は政府、軍政が提案すべきではないと主張。支持が得られれば、自らが議員となっている立法議会(国会に相当、軍部が任命)に恩赦法案を提案する考えを示した。

 参政権停止処分を受けた政治家は、タクシン前首相、ジャトゥロン前副首相、ソムキッド前副首相兼商務相、ソムサック前労相、スワット前副首相、プラチャーラート党のサノ党首ら。05年、06年の総選挙で下院議席の3分の2以上を押さえた愛国党の派閥領袖がずらりと並び、特に地方では、こうした大物抜きの選挙は非現実的という見方もある。
《newsclip》