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マンC取締役会、タイ前首相の買収提案支持

2007年6月21日(木) 13時37分(タイ時間)
【タイ】英サッカープレミアリーグのクラブ、マンチェスター・シティの取締役会は21日、タイのタクシン前首相による総額8160万ポンド(約200億円)の買収提案について、「提案は公正、合理的」として、株主に受け入れを薦めると発表した。プレミアリーグによるオーナーの資格審査に合格すると、タクシン氏による買収が成立する見通し。

 タクシン氏は「マンCの取締役会が私の買収提案を株主に薦めてくれてうれしく思う」と述べた。

 昨年9月のクーデターでタクシン政権を追放したタイ軍事政権は、6月中旬にタクシン一族のタイの銀行預金667億バーツ(約2400億円)を凍結した。しかし、英大衆紙ザ・サンによると、タクシン氏はマンC側に、買収資金が手元にあると約束したという。タイでは一定額以上の国外送金にタイ中央銀行の許可が必要で、タクシン氏がどうやって資金を国外に持ち出したかは不明。

 タクシン氏による買収が成立した場合、マンCの監督には、スウェーデン人で元イングランド代表監督のズベン・ゴラン・エリクソン氏が就任する可能性が高いという。


〈タクシン・チナワット〉
49年、北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を首席で卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータ・リース、不動産開発などを手がけ、87年に警察中佐で退職。携帯電話サービス最大手AIS、通信衛星のシン・サテライトなどからなる通信最大手シン・グループを育て上げた。95年に政界に転じ、98年にタイ愛国党を創設。01年の総選挙で大勝し首相。05年2月の総選挙も圧勝、首相に再選された。06年9月のクーデターで追放され、英国、中国に滞在中。
《newsclip》