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タクシン前首相 「総選挙まで帰国せず」

2007年6月26日(火) 11時50分(タイ時間)
【タイ】タイのタクシン前首相は26日、タイの顧問弁護士を通じ、年末に予定されている下院総選挙が終わるまで帰国しない考えを明らかにした。タクシン夫妻には証券取引法違反容疑で出頭命令が出ており、26—29日にタイ法務省に出頭しない場合、逮捕状が出る可能性がある。

 タクシン氏は昨年9月のクーデターで失脚して以来、英国、中国などで事実上の亡命生活を送っている。帰国しない理由について同氏は、タイは軍事政権下にあり公正な裁判が受けられず、身の危険もあると主張した。

 タイ軍政は当初、国内のタクシン氏支持派を抑えるため、同氏の帰国を認めない方針をとってきた。しかし、英サッカープレミアリーグのクラブ、マンチェスター・シティの買収で脚光を浴びたタクシン氏が、海外メディアで軍政批判を展開したことから、帰国を迫る戦術に切り替えた。一方のタクシン氏は、帰国しタイの法廷で争う方針を、海外での揺さぶりに切り替えたもようで、両者は立場を入れ替えた形となっている。
《newsclip》