RSS

新政治グループが旗揚げ、前副首相が支援

2007年6月26日(火) 18時07分(タイ時間)
【タイ】タクシン政権の経済政策を指揮したソムキッド・ジャトゥシーピタック前副首相が支援する政治グループ「ルアムジャイタイ」が26日、旗揚げの記者会見を行った。政党登録解禁後、結党し、年内に予定される下院総選挙に挑む。

 グループの主な顔触れは、アネーク・ラオタマタット前マハーチョン党党首、プラディット・パタラプラシット前民主党幹事長、ピジット・ラタクン元バンコク都知事、キティラット・ナ・ラノン前タイ証券取引所(SET)所長ら。当初はソムキッド氏を党首に担ぐ予定だったが、前与党・タイ愛国党に対する解党命令で同氏が参政権を5年間はく奪されたため、党首、幹事長は今のところ未定。ルアムジャイとの合流がうわさされたソムサック・テープスティン前労相率いる政治グループ「マチマー」は独自路線を選択した。

 ルアムジャイのメンバーは高学歴の学者タイプが多く、バンコク首都圏ではある程度の得票が期待できそうだ。ただ、現状では地方の基盤が皆無に等しく、総選挙で議席が稼げるかどうかは疑問視されている。


〈アネーク・ラオタマタット〉
1954年、北部ラムパン県生まれ。父は中国系(客家)、母はタイ系で、精米所を経営。チュラロンコン大学医学部在学中に学生会長となり、軍部の弾圧事件後、南部の共産党地域に3年間潜伏した。投降後、米コロンビア大学で政治学博士号を取得。1999—2000年タマサート大学政治学部長、2000—2004年民主党副党首。2004年にマハーチョン党を結党、05年の総選挙で大敗し、党首を辞任した。

〈プラディット・パタラプラシット〉
1955年、北部ピジット県生まれ。金融、ホテル、セラミックなどで知られる華人財閥、パタラプラシット家出身。米フランクリン・ピアス大学卒。1995年に民主党から下院選に出馬し当選、1997—2001年副運輸通信相、2003—2005年民主党幹事長。

〈キティラット・ナ・ラノン〉
1958年生まれ。米ノースウエスタン大学経営大学院(ケロッグ校)で経営学修士号(MBA)取得。民間の証券会社、投資会社の経営に携わり、2001—2006年SET所長。

〈ソムキッド・ジャトゥシーピタック〉
1953年、バンコクの中華街ヤワラート生まれ。米ノースウエスタン大学経営大学院で経営学博士号(マーケティング)取得。タイ開発研究所(TDRI)教授、サハパタナピブン・グループ取締役などを経て、タクシン政権で副首相、財務相、商務相。著書に「The New competition」(Dr.Philip Kotler,Dr.Liam Faheyとの共著、85年刊)、「Exporting Behavior of Firms」「The Marketing of Nations」(Dr.Philip Kotler,Dr.Suvit Mesinceeとの共著、97年刊)がある。
《newsclip》