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元ミスタイランドの息子、ベンツでバス停に突っ込む

2007年7月7日(土) 08時52分(タイ時間)
【タイ】メルセデスベンツの乗用車がバンコクのバス停に突っ込み、1人が死亡、数人が重軽傷を負った事件で、警察は7日、車を運転していたタイ人男性のカンピタック容疑者(20)を殺人、暴行などの容疑で逮捕すると発表した。容疑者は母親が元ミスタイランド、おじが元警察庁副長官という有力一族の出身で、事件の行方はタイ社会の注目を集めている。

 調べによると、容疑者は4日夜、自家用車のベンツを運転中に、自分の車と接触したとしてバスの運転手と口論になった。バスにものを投げつけた後、車を降り、バスの乗客に別のバスに移るよう要求。スクムビット通りソイ26のバス停で降りた乗客らが容疑者を非難したところ、車を運転しバス停に突っ込んだ。容疑者は事件後、怒ったバスの乗客らに暴行を受け、近くの病院に入院した。警察の尋問は行われていない。

 事件について容疑者の父親は、被害者に補償すると述べたものの、息子はうつ状態だったので責任はないと主張。目撃者であるバスの車掌の女性を、無教養、うそつきなどと批判したほか、容疑者を殴打した乗客らを告訴する考えを示した。

 タイでは政治家、高級官僚などの子弟が殺人、発砲、暴行などの罪に問われる事件が頻発しているが、ほとんどの場合、目撃者が証言を翻し、有罪になるケースは極めて少ない。容疑者の父親は容疑の如何にかかわらず子供を徹底的に擁護するのが普通。
《newsclip》