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タイ株・通貨が10年来の高値

2007年7月7日(土) 08時56分(タイ時間)
【タイ】タイ株式市場が6月後半から7月上旬にかけ急騰し、97年の経済危機以来の水準を回復した。反軍事政権運動の沈静化と景気回復の兆しで、外資が割安なタイ株への投資に動いたことが主因とみられる。通貨バーツは株式投資への需要で買われ、10年ぶりに1ドル=34バーツまで上昇した。

 タイ証券取引所(SET)株価指数は、反軍政集会の失速が明らかになった6月半ばから急ピッチで上昇を続け、7月3日終値は10年来の高値となる813.71ポイント、6日終値は832.38ポイントとなった。6月15日から7月6日の上昇率は14.6%に達している。政局が安定する一方、タイの景気が底を打ったという見方が広がり、外資主導の強気相場が形成された。

 バンコク外国為替市場のバーツ相場は5月が1ドル=平均34.62バーツ、6月1—26日が同34.59バーツだったが、SETの急騰と歩調を合わせバーツ高が進み、7月5日には10年来の高値となる1ドル=34バーツまで上昇した。タイの商業銀行大手カシコンバンクは、▽タイ株投資のため外資がバーツ買いを進めている▽輸出業者によるドル売り▽アジア通貨の上昇——が主な原因で、7月末に33.7バーツもありうると予想している。輸出業者は政府、タイ中央銀行にバーツ高の是正を求めているが、打つ手はあまりないとみられている。
《newsclip》