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タクシン氏がマンC買収、監督にエリクソン氏

2007年7月7日(土) 09時15分(タイ時間)
【タイ】英サッカーのイングランド・プレミアリーグのクラブ、マンチェスター・シティは6日、公式サイトで、タイのタクシン・チナワット前首相による同クラブの買収が成立し、タクシン氏がクラブの会長に、スウェーデン人で元イングランド代表監督のズベン・ゴラン・エリクソン氏が監督に就任したと発表した。昨年9月の軍事クーデターで失脚したタクシン氏は、タイで圧倒的な人気を誇るプレミアリーグのクラブのオーナーとなったことで、タイ国民への影響力を維持する見通しだ。

 タクシン氏は6月にマンCに対し8160万ポンド(約200億円)の買収提案を行い、クラブの取締役会の賛同を得て、7月6日午後までにマンC株の74%を取得した。タイ軍事政権は6月から7月にかけ、タクシン氏一族のタイ国内の資産、計740億バーツ(約2900億円)を凍結したが、買収資金は凍結前にタイから送金されたもよう。

 タクシン氏は外遊中のクーデターで政権を追われ、以来、中国、娘の留学先で自宅がある英国などで事実上の亡命生活を送っている。軍政に汚職で訴追され帰国が困難な上、軍政の管理下にあるタイの放送メディアはタクシン氏側の主張を取り上げず、同氏のタイ国内での存在感は徐々に薄れていた。

 プレミアリーグのクラブ買収は、こうした状況の突破口となる見通しだ。同リーグの試合は多くがタイでテレビ放映され、熱狂的ファンが多い。マンCの成績が上向けば、タクシン氏の評価も上がる可能性が高い。

 外国人がオーナーのプレミアリーグのクラブは、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールなど8チームとなった。タイ人がオーナーになるのは初めて。マンCは昨年、20チーム中14位だった。
《newsclip》