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〈企業インタビュー〉 タイ太陽テント

2007年7月16日(月) 07時17分(タイ時間)
世界トップクラスのテント膜メーカーのタイ現法

——タイ進出の経緯について
 もともとは太陽工業(本社:大阪)のタイ現法である「Taiyo Kogyo (Thailand)」の設立に始まります。太陽工業は1922年設立の膜製品メーカーで、グループ会社が国内と海外を合わせて40社近くに達するなど、テントに関しては世界トップレベルを誇ります。タイではTaiyo Kogyo (Thailand)が2000年に進出。海上で工事を行う際に利用する、汚濁を隔離するための汚濁膜を中心に製造していましたが、後にテント倉庫で引き合いがあり、2002年に弊社「Thai Taiyo Tent」の設立となりました。

——テント倉庫とは?
 文字どおり、テント生地を利用した倉庫です。テントと聞くと仮設施設をイメージしやすいですが、既設倉庫と何ら変わりのない「建物」で、弊社実績では間口40メートルという大規模なテント倉庫もあります。倉庫に限らず、工場、屋内パーテーション、レストラン屋根、ホテルなど建物入り口のひさし、パラソルなどの日よけシェルターなどを設計・施工。変わったところでは、北部メーホンソンの空港で旅客機のトラブルが起きた際、空港内で修理を行うためのハンガーを手掛けたこともあります。日本では、東京ドームに代表されるスタジアムのドーム、万博・博覧会のパビリオンなど多くの建物で、弊社施工のテント膜が使われています。

——テント倉庫の利点は?
 支柱がないため使い勝手がよく、スペースを有効に利用できます。柱が少ないでの軽量、基礎に余分な負担をかけることもなく、その分の建設費を抑えることができます。条件によりますが、安ければ既設倉庫の半額以下での建設が可能です。テント生地なので寿命が短いというのが弱みでもありますが、張り替えは当初の建設費と比較してはるかに安価。また、移設が容易なため、工場・倉庫移転の際に実力を発揮します。

——国内の同業他社について
 相当数の地場メーカーが、安価な製品を取り扱っております。タイではテントに関する建設基準がなく、どのような生地を使っても法的には問題ありません。安価な分だけ、すぐに穴が開いてしまったり、風で飛んでいってしまったり、火がつくとあっという間に燃えてしまったりという問題が絶えないので、注意が必要です。

——御社製品の特徴は?
 お客様のニーズや用途によって生地を選びますが、絶対的な自信を持つのが、日本から輸入する酸化チタン膜です。酸化チタンをコーティングした生地で、太陽光と雨を利用して自らの汚れを落とす機能を備えています。一般生地を比較して汚れが目立たず、室内も明るく、室内温度を低下させます。テスト結果では、10度の低下を記録しました。また、一般生地を20%以上上回る強度を保つので、通常7?8年での張り替えが10年が目安となっており、太陽工業で特許を持っています。

——今後について
 2005年に日本本社で使用するプログラムをタイに移行、日本と変わらない製品、品質、サービスを提供しています。今後もこれまでどおり、より良い製品をご紹介していく所存です。また、需要や在庫を見極めながらではありますが、テントの買い戻し・再利用といったリサイクル事業を計画中です。どのような事業内容であれ、企業が海外に進出するときは、リスクヘッジのために投資を最小限にとどめたいと思っています。テントはそのようなニーズに最も適合する製品であり、今度さらなる知名度の向上が期待されます。

——ありがとうございました

Thai Taiyo Tent Co., Ltd.
住所:65/134, 16th Fl., Chamnan Phenjati Business Center Rama 9 Rd., Huaykwang, Bangkok 10320
電話:0-2643-1030-2 ファクス:0-2643-1033

Eメール:chewvi@taiyokogyo.thmail.com (日本語)
ウェブサイト:www.taiyokogyo.net/thailand/, www.taiyokogyo.co.jp, www.makmax.com
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