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「マレーシアは従来イスラム国家」副首相発言で論争

2007年7月19日(木) 14時15分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアのナジブ副首相は17日、イスラム国家がグローバル化に果たす役割に関する国際シンポジウムで、「マレーシアはもともと世俗主義の国ではなく、非イスラム教徒の権利を尊重するイスラム国家だ」と発言し、論争を呼んでいる。

 ナジブ副首相は「西側国家は政教分離を世俗国の定義としているが、マレーシアの国家運営で採用しているイスラムの原則は完全に異なる。イスラム教はわれわれの国教であり、マレーシアはイスラム国家だ。ただ、非イスラム教徒の権益も尊重している」と述べ、マレーシアがイスラム国家であることを強調した。

 しかし、マレーシアがイスラム国家かどうかをめぐる論争は長年決着を見ていない。与党連合の華人系政党、マレーシア華人協会(MCA)のオン・カチュアン(黄家泉)事務局長は、「連邦憲法制定当時の資料を見ても、マレーシアは世俗主義の国だ」と主張し、与党内からもナジブ副首相の発言に反論が相次いだ。
《newsclip》