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ソンブーン・クナティコム教授

2007年7月20日(金) 15時55分(タイ時間)
Prof. Somboon Kunathikom, M.D

家庭医療・産婦人科
Bangkok Hospital Fertility Center

 1946年東北部ウボンラチャタニ県で本屋の長男として生まれる。進学校で有名なトリアムウドムスクサー高校入学のためバンコクに上京、日本の文部省の奨学金で66年に日本へ。千葉大学で日本語1年と医学教養2年、大阪大学医学部で4年、阪大産婦人科で研修。74年に帰国、マヒドン大学附属シリラート病院で研修3年、その後、同院で教鞭をとるかたわら、バンコクゼネラル病院で診察。さらに阪大で内分泌・不妊症の短期研修。現在はバンコクゼネラル病院のバンコク不妊治療センターの責任者。

——産婦人科を選んだ理由は?
 阪大で仲が良かった医師が産婦人科であったこと、内科、外科の両方にまたがった科であること、そして新しい生命が生まれるという喜ばしいことに立ち会えるのがうれしいことです。産婦人科のみならず、家庭医療という一般内科も専門としています。

——家庭医療、産婦人科の中で最も精通している分野は?
 不妊治療です。バンコクゼネラル病院では、今月開設するバンコク不妊治療センターを受け持ちます。不妊治療は、以前は薬による治療がほとんどでしたが、体外受精が可能となってから急速に発展した分野です。

——不妊症で日本とタイの違いはありますか?
 国や民族による違いはありません。不妊症の割合は世界的に10?15%で、男性側に問題がある率が40%、女性側が40%、両方が10%、残り10%が原因不明という、大まかな統計があります。一昔前は10%程度にとどまっていましたが、現在は婚期が遅いなどの理由で15%程度まで増えています。
——不妊治療の期間は?

 ほとんどの場合、初診から6カ月以内に妊娠の可否が分かります。タイ人にとどまらず日本人の患者さんの診断も多く、不妊治療が成功して子供が生まれた例もあります。

——タイで不妊治療を受けるメリットは?
 日本でもタイでも保険がきかないので、金額的なメリットはありません。しかし、タイでは日本にいるときより、時間に余裕があるのではないでしょうか。タイ在住3~5年の間に、十分に不妊治療が可能です。医療レベルを心配される方がいるかもしれませんが、タイも日本も差はありません。

——タイでの出産について
 出産についてもタイも日本も医療レベルの差はありませんし、タイで出産する日本人も増えています。ただ、日本の家族に立ち会ってもらいたい、出産後の面倒をみてほしいといった理由で帰国する方も多いようです。

——妊娠中に火事を見ると…というような迷信がタイにはありますか?
 そのような迷信はありませんが、妊娠中はココナツジュースを飲むようにすると、子供の肌がきれいになると言われます。医学的な根拠はありませんが。

——ありがとうございました

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《newsclip》