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米ダウ・ケミカル、タイでPO製造計画

2007年7月30日(月) 14時48分(タイ時間)
【タイ】米化学大手ダウ・ケミカルは30日、ベルギーの化学・医薬品メーカー、ソルベイと合弁で、タイに世界最大の過酸化水素工場を建設すると発表した。年産能力33万トンで、ポリウレタンなどの原料となるプロピレンオキサイド(PO)の原料に使用する。2010年稼動の予定。

 ダウはまた、タイでのPO工場建設に向け、合弁相手の独化学大手BASF、タイ当局と交渉を進めていることを明らかにした。ダウとBASFが共同開発した、過酸化水素を使いPOを生産するHPPOプロセス(過酸化水素法)と呼ばれる生産技術を使用し、年産能力39万トン。建設地は東部ラヨン県マプタプットを予定している。

 原料のプロピレンは、ダウとタイ素材大手サイアム・セメント(SCC)の合弁のナフサ分解プラントから供給を受ける。同プラントはラヨン県に立地し、年産能力はエチレン90万トン、プロピレン80万トン。2010年稼動の予定。

 HPPOプロセスは副産物がなく、最終製品であるPOと水しか発生しないことが特長。プラントの設置面積が小さく、必要とするインフラが少ないなど、従来のPO生産プロセスよりも投資額が大幅に少なくなるという。

 ダウとBASFは現在、HPPOプロセスによる初のPO工場(年産能力30万トン)をアントワープのBASF拠点内に建設中で、08年に操業を開始する予定。同工場も過酸化水素の製造はソルベイが担当する。
《newsclip》