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クーデター時のタイ軍最高司令官、旧与党勢力に合流

2007年8月4日(土) 21時24分(タイ時間)
【タイ】昨年9月のクーデター時にタイ国軍最高司令官だったルアンロート退役陸軍大将(61)が、クーデターで政権から追放された旧与党・タイ愛国党の傀儡(かいらい)政党に入党したことが明らかになった。年末に予定されている下院総選挙に同党から出馬するとみられ、軍部の分裂が表に現れた形だ。

 ルアンロート大将はソンティ陸軍司令官によるクーデター直後、陸海空軍の3司令官、警察庁長官とともにプミポン・タイ国王に謁見、翌日の記者会見にも他の4人と壇上に並び、軍・警察の結束をアピールするのに一役買った。しかし、もともとタクシン前首相支持者でクーデターには反対だったとされ、クーデターから10日後に定年退官してからは、沈黙を守っていた。

 タイの下院選は無所属候補が認められていないが、愛国党は5月末に裁判所命令で解党された上、新規政党登録が依然禁止されているため、零細政党「パランプラチャーチョン党」を乗っ取る形で体制固めに動いた。パランプラチャーチョンに入党した愛国党支持者は3日までに、下院議員経験者258人を含む703人に達している。
《newsclip》