【タイ】タイのタクシン・チナワット前首相が、7月に買収したサッカーのイングランド・プレミアリーグのクラブ、マンチェスター・シティで着々と足場を固めているもようだ。ブラジル人MFのエラーノ・ブルメルら有力選手数人と契約し戦力補強を進める一方、ファンサービスにも力を入れ、人権侵害、汚職疑惑といったマイナスイメージの払拭に努めている。
マンCのホームページによると、タクシン氏は4日、スペイン1部リーグのバレンシアとマンCのフレンドシップマッチをマンチェスター市のシティ・オブ・マンチェスター・スタジアムで観戦し、観客から歓声を浴びた。試合は0対1でバレンシアに敗れた。
タクシン氏は試合後、市内でパーティーを開催し、集まった英国人ファン5000人以上にタイ料理を無料で提供。また、タイの人気女性歌手マイがバンコクから駆けつけ、自慢ののどを披露した。
タクシン氏は自身の広告塔とするためマンCを買収したとみられる。マンCのオーナーとなったことで、外国メディアへの露出が急増し、タイ軍事政権を揺さぶるチャンスが増えた。タイではプレミア・リーグが大人気で、試合の多くがテレビ放送されることから、タイでの存在感も強まった。これでマンCが上位に食い込めば、タイでタクシン人気が復活、復帰待望論が浮上する可能性もありそうだ。
一方、人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは、タクシン氏の首相在任中に、麻薬取り締まりで容疑者2000人以上が軍・警察に「処刑」されたとして、同氏によるクラブ買収を白紙に戻すようプレミアリーグに要求している。リーグ側は「有罪となるまでは無罪」(プレミアリーグのスクダモア最高経営責任者)との立場だ。
〈タクシン・チナワット〉
49年、北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を首席で卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータ・リース、不動産開発などを手がけ、87年に警察中佐で退職。携帯電話サービスのAIS、通信衛星のシン・サテライトなどからなる通信大手シン・グループを育て上げた。95年に政界に転じ、98年に愛国党を創設。01年の総選挙で大勝し首相。05年2月の総選挙も圧勝、首相に再選された。06年9月のクーデターで追放され、英国、中国に滞在中。
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