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パッタラプーム・ポーポン医師

2007年8月9日(木) 21時08分(タイ時間)
Phattaraphum Phophong, M.D., M.Sc.

 バムルンラード・インターナショナル病院・婦人科(Fertility Center)で不妊治療を担当。腹腔鏡および子宮鏡検査・手術の責任者。タイ医学の殿堂、マヒドン大学卒業後、米アトランタのエモリー大学にて疫病学を、英ロンドン大学で遺伝学と胎児医学を修める。マヒドン大学医学部不妊学科の准教授も務めている。

——具体的な不妊治療についてお聞かせ下さい

 妊娠を望み、通常の夫婦生活を営んでいる夫婦が結婚1年以内に妊娠しなかった場合、不妊症と考えられています。女性側が30歳以上の場合、年齢が上がるほど妊娠の可能性が低くなるため、早めに検査や治療を始めることをお勧めします。不妊治療で最も望ましいのは、患者様が自然に妊娠することです。体外受精は最後の手段と考えています。まずは問診を行い、不妊の原因が夫婦生活に見られた場合は改善を指導します。例えば、ご主人が多忙で夫婦生活が充分ではない、ストレスを抱えている、喫煙・飲酒量が多い、などが因子となります。夫婦生活改善後に自然妊娠するケースは少なくありません。

——生活改善後も妊娠しない場合は?

ご夫婦それぞれに検査を受けていただきます。女性には、超音波や腹腔鏡、X線を使って子宮から卵巣までを検査します。不妊の原因となる卵巣膿腫や子宮筋腫などは腹腔鏡手術で取り除きます。腹腔鏡手術とは、へその辺りに開けた小さな穴から腹腔鏡を挿入して施術する方法で、患者の身体への負担は切開手術より格段に軽く済みます。男性側は精液の状態を調べます。精液に含まれる精子量が少ない、精子の運動率が低いといった異常が受精を困難にさせるからです。統計によると、不妊の原因の40%が精子異常です。喫煙・飲酒量が多い、熱い風呂を好む、ストレスが大きいといった要因が精子異常を引き起こします。検査のための精液採取には当院の個室を利用できますが、採取後1時間以内に提出できるようならご自宅から持参していただくことも可能です。検査は1?2時間で結果が出ます。

——精子異常の場合の不妊治療は?

 優良な精子を摘出し排卵日に子宮内に注入する人工授精か、摘出した卵子と精子を培養液の中で受精させてから子宮内に戻す体外受精という方法があります。無精子症の場合はその原因を探り、適切な治療を行います。不妊治療は患者にとって身体的・経済的な負担となります。治療法によって成功率、負担の大きさに差がありますが、治療法・回数を決めるのは患者様自身です。医師に決定権はありません。最後の選択肢、体外受精しか方法が残されていなくても、患者様には体外受精を行うか否かの決定権が残されているのです。これまでの経験で感慨深かったのは、他の病院から当院に移ってきた日本人患者のケースです。すでに16回もの人工授精に失敗していたそのご夫婦は、新たに私のもとで人工授精に臨み、ついに妊娠することができました。しかし妊娠には流産の危険が伴うため、常に細心の注意が必要となります。

——先生の治療方針は

 患者様が自分の意志で治療法を選択できるよう、最大限の情報を与えられるよう心がけています。そして、医師として全力で治療に当たります。

——ありがとうございました

バムルンラード・インターナショナル病院 不妊治療センター(Fertility Center)3Flr.
電話: 0-2667-2388 ファクス: 0-2667-2973
日本語によるお問い合わせ、ご予約は日本人顧客サービス課までどうぞ。
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《newsclip》