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ミスユニバースの妹

2007年8月15日(水) 19時29分(タイ時間)

1986年のカリュアド・ド・ラフィット。いわずとしれたラフィット・ロートシルトのセカンドワインだ。ラフィットはラトゥールやマルゴーを含む格付け1級のいわゆる5大シャトーの中でも筆頭格なのはあまり知らないかもしれない。ムートンやマルゴーが妖艶でうっとりするのに対しラフィットは高貴でエレガント、皇室的な存在感がある。

1986年はラフィットの中でも史上最高のできの一つといわれて評論家も100点をつけている。まさに完璧なミスユニバース的なワインだ。10年ぐらい前に86年を開けてしまって全然おいしくなかった記憶がある<あのときは若気の至りで馬鹿なことをやったとつくづく反省>。でも翌日空になっているデキャンタから1メートルも離れているのワインのいい香りが漂っていてよく香りを利いてみたら何ともいえない甘いベリー系の香りがしたのはまだよく覚えている。自分の中では伝説的なワインの一つだ。

カリュアド・ド・ラフィットはお姉さんに比べて取っつきやすい。だいたいヴィンテージから遡って5年ぐらい前ならおいしく飲める。たぶんメルロー比率が少し高いからだろう。しかし妹とはいえ偉大な86年だ。ちなみにどれくらいのポイントか調べてみたがパーカーもワインスペクテイターもポイントなし。市場にも出回っていない、だから今までみたこともなかった。正真正銘の箱入り娘だ。

このワインの出所は最近よく来るチェンマイのゴッドファーザーの息子が持ってきた<何がゴッドファーザーなのか知らない、勝手にマネージャーがいっている金持ちなのは確かだけど...>。飲んでみるとカドが取れていて非常にエレガント、スムーズだ。お姉さんによくある艶めかしい香りも少し漂っているが高貴で近寄りがたいお姉さんにくらべ妹は誰にでも好かれる性格だった。しかもかなりおいしい<Shabbyな表現だがこれしか思い当たらない>、今年の中で一番印象に残ったワインだ。自己点数は96点。
《newsclip》