【タイ】5月末に選挙法違反で憲法法廷から解党命令を受けた前与党・タイ愛国党(TRT)は18日、バンコク党本部の看板を外した。式典には、ジャトゥロン前党首代行・前教育相、ネーウィン前首相府相、ポンテープ元法相、スラポン元情報通信技術(ICT)相らが姿を見せた。ジャトゥロン氏は、「TRTグループは党のイデオロギー、政策を継承し、政治活動を続ける」と話した。
TRTは警察官から実業界に転進し通信事業でタイ屈指の富豪となったタクシン氏が98年に設立した。バラマキ型政策を前面に出した選挙手法と巨額の資金で2001年の総選挙で歴史的な大勝を納め、政権樹立後はタクシン氏の政策実行力と派手なパフォーマンスで高支持率を維持。中小政党の吸収・合併で、05年の総選挙ではタイ史上初の単独過半数を制した。しかし、強権政治に不満を強めた都市中間層の一部と、利権を奪われた旧勢力が反対に回り、06年9月の軍事クーデターで政権崩壊した。
毀誉褒貶(きよほうへん)があるものの、TRTは、選挙での具体的な政策提示、政党による政策立案と優れた実行力、国会での単独過半数、首相の任期満了、再選などで、官僚任せの短命政権が続いたタイ政治の常識を次々と打ち破った。1回1律30バーツの医療制度、タイ版の1村1産品プログラムといったTRTのほとんどの政策は軍事政権でも受け継がれている。
TRTの前下院議員のうち、100人以上はそれぞれの派閥領袖とともにすでに離党した。残る200人以上はタクシン氏の妹のヤオワパー氏、スダーラット前農相、ジャトゥロン氏らが率いる主流派に残留し、7月末から8月にかけ、国会議員ゼロの零細政党「パランプラチャーチョン(人民の力)党」に大挙入党し、同党を事実上乗っ取った。
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