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判決書なき判決、被告が上訴できず=マレーシア

2007年8月24日(金) 21時21分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアの高等裁判所に勤務していた裁判官が、2002年に刑事裁判で下した2件の死刑判決を含め、刑事訴訟3件、民事訴訟30件で口頭で判決を言い渡しただけで判決書を作成していなかったことが明るみに出た。死刑判決を受けた2人は判決書がないことを理由に上訴ができない状態が続いている。同国紙ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

 問題の裁判官はヌグリスンビラン州の高裁に勤務中、02年2月に薬物販売罪の男性被告に、同年7年に交際相手の女性の父親を殺害した殺人罪の男性被告にそれぞれ死刑を口頭で言い渡したが、判決書を作成しなかったという。被告側弁護士は直ちに上訴の意向を示したが、書面による判決書がないため、受理されていない。同裁判官は現在、連邦最高裁で判事を務めているが、世論は昇進に疑問を投げ掛けている。
《newsclip》