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最高裁判事、英国式コモンロー廃止を主張=マレーシア

2007年8月26日(日) 06時03分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシア連邦最高裁のアーマド・ファイルス判事がこのほど、裁判過程で英国式のコモンローを廃し、イスラム法を採用すべきと主張し、議論を呼んでいる。

 英国植民地から独立したマレーシアでは、慣習法重視のコモンローが長年にわたり適用されてきた。これについて、同判事は今月21日、「マレーシアは独立50周年を迎え、もはや英国のコモンローは必要ない」と述べた。

 政府もイスラム法の地位向上には賛成の立場だが、敏感な問題だけに発言は慎重だ。アブドラ・ジン首相府相(宗教問題担当)は「イスラム法振興に関する提案は大いに歓迎するが、段階的に進めなければならない」と述べ、検討作業を慎重に進めるべきとの考えを示した。

 ただ、政界内部にはマレーシアの法制度が英国に由来するとしても、「植民地の害毒とは言えない」(華人系政党幹部)などとして、反対意見も根強い。
《newsclip》