【タイ】昨年9月の軍事クーデターでタイ愛国党(TRT)政権を追放したソンティ・タイ陸軍司令官は28日、年末に実施される予定の下院総選挙でタクシン前首相派が政権に返り咲いても選挙結果を受け入れる考えを示した。「(総選挙で)国民が誰を選んでも、受け入れなくてはならない。それが民主主義だ」と述べた。
有力政治家のソムサック・テープスティンTRT前副党首が設立する新党の党首に就任するといううわさについては、「ソムサック氏に聞いてくれ」と、明言を避けた。ソムサック氏は、「党首に大物が就くかもしれない」として、新党の設立を遅らせている。ソンティ司令官は9月末に定年退官するが、民政移管後も軍の影響力を保つため政界入りするといううわさが絶えない。
次期総選挙の有力勢力は、TRTタクシン派が大挙移籍したパランプラチャーチョン(人民の力)党、南部が地盤の民主党(党首、アピシット氏)、中部が地盤のチャートタイ(タイ国民)党(党首、バンハーン元首相)、北部に強いソムサック新党など。パランプラチャーチョン以外の政党・派閥は、軍との関係を考慮し、同党を外して連立政権を組む方針を示している。ただ、タクシン氏は東北部、北部で根強い支持がある上、現政府の執務能力への批判がバンコクなど都市部で強まっており、パランプラチャーチョンが選挙で勝つ可能性も浮上している。
〈ソンティ・ブンヤラカリン〉
1946年生まれ。イスラム教徒。士官学校17期卒。陸軍のエリート部隊である特別戦闘司令部(SWC)司令官を経て、05年10月から陸軍司令官。SWC司令官から陸軍司令官に昇進したのはスラユット首相(前枢密顧問官)以来。
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