RSS

タイ陸軍次期トップはアヌポン司令官補か、英字紙報道

2007年9月6日(木) 00時43分(タイ時間)
【タイ】英字紙バンコクポストは6日、消息筋情報として、9月末で定年退官するソンティ陸軍司令官の後任がアヌポン陸軍司令官補になる可能性が高いと報じた。アヌポン氏は軍主流を歩んだエリートで、昨年9月のクーデターで重要な役割を果たした。また、定年まであと3年あることから司令官として立場が安定し、政治家の人事介入による混乱が回避できるとみられている。

 陸軍司令官はタイ軍の実質的なトップで、今回は特に、民政移管前後の困難な時期を担うため、人事が注目を集めている。有力候補はアヌポン氏、サプラン陸軍司令官補、モントリー陸軍参謀長の3人で、大手タイ字紙プージャッカーンは、ソンティ司令官の腹心のモントリー氏が最有力と報じていた。ただ、モントリー氏は参謀畑が長く子飼いの部隊がないため、緊急時に戦力を集められるかどうかに不安が残るという。

 サプラン氏は昨年9月のクーデター直後は司令官ポストに最も近いといわれたが、通信大手TOT、空港運営のAOTという国営大手2社の会長に就任するなど政治的な野心をみせた上、多額の公費を使った視察旅行に親族を同行するなどし、失点を重ねた。攻撃的な性格から、クーデターから民政移管という微妙な時期の軍をまとめるには不適格という声がある。

 アヌポン氏はタクシン前首相と士官候補生学校の同期。経歴、能力は折り紙つきとされるが、同期生仲間でほぼ唯一、反タクシン派についたため、クーデターで閑職に追いやられた同期生の反応が懸念される。
《newsclip》