
9月5日、サイアムパラゴンでThe International Wine Challenge 2007 が開かれた。タイに流通するワインで800バーツ以下と800バーツ以上の2クラスでどれがおいしいか決めるというもの。審査員がホテルのGM、ワイナリーのオーナー、タイのソムリエ、大学の学長、大手アルコール飲料販売会社の役員など6人がファランで3人がタイ人、そして僕の合計10人で一挙に150本をテイスティングした。
朝、8時集合でも一部がなかなか来ない。9時半にスタート。一銘柄1分で色(4点)、香り(8点)、味(14点)、余韻(10点)、印象(4点)で合計40点満点でのブラインドテイスティング。泡約10本、白50本、赤90本ぐらいの割合だ。
1本1分とはいえ全部で3時間ぐらいかかるわけで集中するにはかなりの体力がいる。中には香りを利くだけで劣化しているのもあり、これを飲むのは拷問だなと思ったりしたのもあった。飲むといっても口に含んではき出すのだが、150本も続けるとやはり酔ってくる。そうなると味が濃いのが印象に残ったりする<たぶんそうなるだろうと思ってオーストラリア系のボリュームワインに得点をつけすぎないように注意したつもり>。ロバート・パーカーも毎日こんなことをやっているそうだから濃いワインに好印象が残るのは仕方ないかもしれないなどと考えた。
終了したのが午後1時。疲れたけど非常にいい経験だった。翌日FBAT(Food and Beverage Association of Thailand)の展示会でテイスティングされたワインの発表があった。上位はオーストラリアのワインだった。自分がどれに点数をいくつつけたか分からないけど、素直にオーストラリアワインの良さを認めなければいけないかもしれないな。