【タイ】昨年9月19日に起きた軍事無血クーデターから1年。政権の内外から、スラユット政府の失政を指摘する声が相次いだ。
英字紙ネーションなどによると、70年代に反軍事政権の学生活動を指導したティーラユット・タマサート大学政治学部講師は17日、汚職問題の解決が進まず、国家ビジョンがなかったとして、「スラユット政府は完全な失敗だった」と論断した。軍政トップのソンティ陸軍司令官については、クーデターを遂行した決意と努力を評価した。
同氏は年末に予定されている下院総選挙の獲得議席数を、旧与党・タイ愛国党(TRT)のタクシン前首相支持派が乗っ取ったパランプラチャーチョン(人民の力)党(PPP)110—150、前野党の民主党135、チャートタイ(タイ国民)党50、TRT分離派のプアペンディン60、ルアムジャイタイ・チャートパタナー30と予想。タイでは王室への敬愛が強く、反PPPの勢力が結集するとして、タクシン前首相の復活の可能性は非常に低いと主張した。
一方、政権側であるプラソン憲法起草委員会委員長(80)は18日、「政府は筆記も面接も落第。軍政は筆記だけ合格」という厳しい評価を下した。タクシン前首相支持派に関しては、次期総選挙で復活する恐れがあると警告した。
〈プラソン・スンシリ〉
1927年生まれ。王族系の学校で基礎教育を受けた後、米国で大学を卒業。教員、空軍勤務を経て、80—86年に国家安全保障委員会事務局長、86—87年プレム首相(当時、現枢密院議長)付秘書官長。88年にチャワリット前陸軍司令官(当時、後に首相)が設立した新党・新希望党幹事長、92年、ジャムロン元バンコク都知事が設立したパランタム党から下院選に出馬し当選、外相に就任。94年、パランタム党から政界入りしたタクシン氏に外相ポストを奪われ、パランタム党を離党。96年、新聞社ネーウナー社長。ネーウナー紙に政界コラムを連載。
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