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スー・チーさん、デモの僧侶らと対面

2007年9月23日(日) 09時59分(タイ時間)
【ミャンマー】ヤンゴンからの報道によると、ミャンマー軍事政権は22日、僧侶らによる反政府デモが拡大する中、軟禁下にある民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんとデモ参加者が対面することを容認した。スー・チーさんは涙ながらに手を振って、群衆に敬意を示したという。

 スー・チーさんの自宅に通じる道路は通常封鎖されているが、軍政側は同日、デモ隊を阻止せず、僧侶ら1000人と民衆1000人の計2000人がスー・チーさんと対面を果たした。 スー・チーさんは雨が降りしきる中、群衆の前に15分間にわたり姿を見せた。群衆からは「スー・チーさん万歳」との声が上がったという。

 軍政がデモ参加者とスー・チーさんの対面を認めるのは異例の措置で、対面中も治安部隊による妨害はなかった。軍政側はスー・チーさんとの対面を認めることで、デモの沈静化を図る狙いがあったとみられるが、闘争は拡大の兆しを見せており、軍政は苦しい対応を迫られている。

 同日にはヤンゴンで2300人が石油価格の高騰などに抗議して反政府デモを行ったほか、第2の都市マンダレーでも少なくとも1000人が抗議行動を展開した。このほか、仏教系の地下組織「全ビルマ僧侶連合」は、「邪悪な軍政独裁が完全に崩壊するまで平和的に闘争しよう」との声明を出し、23日から3日間、国民に対し、午後8時から自宅前に立ち15分間の祈祷を捧げるよう呼び掛けた。
《newsclip》