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タイ政府報道官が辞任

2007年10月2日(火) 13時00分(タイ時間)
【タイ】ヨンユット・タイ政府報道官が3日付で辞任することが明らかになった。自身のメディア会社への出資が政治問題化する恐れがあり、先手を打ったもよう。知名度が高い報道官の辞任で、スラユット政権の求心力はさらに低下する見通しだ。

 タイ政府では、閣僚の企業への出資を5%以下に制限した1997年憲法の規定に「違反」したとして、5閣僚の辞職が決まったばかり。昨年9月のクーデターで同憲法が廃棄されたため規定の効力はないが、前政権の汚職疑惑を捜査中の国家汚職防止撲滅委員会(NCCC)が、「違法ではないものの不適当」という見解を示していた。

 NCCCはこの問題で2日、記者会見を開き、政府を意図的に攻撃した事実はなく、職務を忠実に遂行しているだけと主張した。NCCCの委員はクーデター直後に反タクシン前首相派に総入れ替えされたが、前政府の汚職追及は進んでいなかった。

 スラユット内閣は1年で7閣僚が辞職し、スラユット首相本人の辞任説が現在もくすぶり続けている。原因は閣内の不一致、クーデター支持勢力の分裂といった「内部」要因とみられ、閣僚、軍幹部が同僚や上司を公の場で非難するケースが増えている。
《newsclip》