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タイ軍政トップ、副首相として入閣

2007年10月2日(火) 14時54分(タイ時間)
【タイ】昨年9月のクーデターを指揮したソンティ前陸軍司令官が1日付で治安担当の副首相に就任したことが2日、発表された。閣僚の大量辞任、政府・軍の内紛で揺れるスラユット内閣は、軍政トップの入閣で政局の安定化を目指す。
 
 ソンティ氏はクーデター後に設立された軍部の権力機関、国家安全保障評議会(CNS)の議長として、政府の後見人的な役割を果たしてきた。9月末に陸軍司令官を定年退官したことにともない、CNS議長も辞任し、入閣が確実視されていた。

 スラユット首相(前枢密顧問官、元陸軍司令官)はソンティ氏の陸軍特別戦闘司令部(SWC)時代の上司で、両者の意思疎通に問題はないとみられている。

 ソンティ氏は年末の下院総選挙で発足する新政権に国防相として入閣する可能性があるとみられ、今回の閣僚就任は、本格的な政界入りを前にした肩慣らしという側面もありそうだ。


〈ソンティ・ブンヤラカリン〉
1946年生まれ。イスラム教徒。SWC司令官を経て、05年10月から陸軍司令官。06年9月のクーデターを指揮し、タクシン政権を追放。
《newsclip》