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反タクシン政党、金主が離党

2007年10月5日(金) 12時29分(タイ時間)
【タイ】石油化学大手IRPC(旧TPI)創業者のプラチャイ・リャオパイラット氏は5日、プラチャーラート党を離党すると発表した。サノ・ティエントーン党首との意見の不一致が理由としている。近く他政党に移籍するもようだ。

 プラチャーラートは旧与党・タイ愛国党(TRT)の顧問会長だったサノ氏が反タクシンを掲げ06年8月に結党した。TRTから離脱したソムサック前労相派を先月受け入れたばかりだが、ソムサック派はプラチャイ氏の資金力を当て込みプラチャーラートに移ったといわれ、同氏不在の同党に残留する可能性は低そうだ。

 プラチャイ氏が創業した石油化学、セメントを中心とするTPIグループは、1997年の通貨危機で40億ドルを超える負債を抱え経営破たんし、2005年に石油化学事業が国有化された。プラチャイ氏は失った企業を取り戻すのに激しい執念をみせており、政界入りはこれが目的といわれている。

 TRTを離脱した各派閥は何度か結集する動きを見せ、統一政党の記者会見も行われた。しかし実際には集合・離散を繰り返し、派閥が細分化する傾向すらある。一方、旧TRT主流派のパランプラチャーチョン(人民の力)党は今までのところ一枚岩で、総選挙が近づくにつれ、求心力が高まる可能性がありそうだ。
《newsclip》