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前労相派が2週間で脱党、、実業家党首で新党

2007年10月7日(日) 01時12分(タイ時間)
【タイ】旧与党・タイ愛国党(TRT)のソムサック前労相派約70人は6日、先月20日に加入したプラチャーラート党を離党し、実業家のプラチャイ・リャオパイラット氏(64)率いる新党「マチマーティパタイ」に参加すると発表した。ソムサック派はプラチャイ氏の資金力目当てにプラチャーラートに参加したとみられ、プラチャイ氏が5日、サノ・ティエントーン党首との意見の不一致を理由に離党したことから、同派の離脱も確実視されていた。

 プラチャイ氏は石油化学メーカーのTPI(現IRPC)とセメントメーカーのTPIポリンを中心とするTPIグループを創業し、タイ屈指の巨大財閥に育てた。しかしTPIグループは1997年の通貨危機で40億ドルを超える負債を抱え経営破たんし、プラチャイ氏の驚異的な粘りにも関わらず、2005年にTPIが国有化された。プラチャイ氏の政界入りは、TPI奪還が主な狙いとみられている。

 プラチャーラートを離党した理由については、首相を目指すプラチャイ氏が、サノ氏に党首の座を譲るよう求め、サノ氏が拒否したためとみられている。ソムサック派とサノ派の下院候補者が複数の選挙区で重なり、調整がつかなかったという報道もある。

 サノ氏は決裂後、「プラチャイ氏は政治に関しては幼稚園レベル」と批評。プラチャイ氏は「サノ氏の政策は票買収だけ」と痛烈に批判した。


〈ソムサック・テープスティン〉
55年、北部スコータイ県生まれ。キングモンクット工科大学卒。実家は中国系で、スコータイで運輸・建設会社を経営。25歳でスコータイ県議、28歳で下院議員、37歳で初入閣と、政界歴は長い。01年の総選挙前に愛国党に参加し、タクシン政権で工業相、農相、労相などを務めた。
《newsclip》