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タクシン支持政党がバンコクで集会、聴衆1万人超

2007年10月14日(日) 01時49分(タイ時間)
【タイ】昨年9月の軍事クーデターで追放されたタクシン前首相を支持するパランプラチャーチョン(人民の力)党(PPP)は12日、バンコクの王宮前広場で集会を開き、1万人以上の聴衆を集めた。演壇に立ったサマック党首(前バンコク都知事)は、タクシン氏の業績を称え、旧政権与党・タイ愛国党(TRT)の政策を引き継ぐと明言。非民主的な新憲法で政党政治を弱体化したとして、クーデター勢力を非難した。

 集会には、スラポンPPP幹事長(元政府報道官)らのほか、元TRT幹部のスダーラット前農相、ネーウィン前首相府相、ジャトゥロン前教育相らが姿を見せた

 ラジオでサマック党首の演説を聞いたタクシー運転手の男性は、「(クーデターを起こした)連中は過去1年、何もいいことをしなかった。貧乏人はタクシン首相の復活を望んでいる。スラユット首相はいい人で、連中のいう通りにしないから、辞めさせられそうになっている」と話した。バンコクの日系企業に勤務するタイ人女性は、「クーデターで景気は悪くなり、役人の汚職も増えている。タクシン時代のほうが活気があった」と、タクシン氏支持を公言した。

 PPPは次期総選挙で第1党になると予想されているが、中選挙区制の復活や選挙区の線引き変更、戒厳令など、同党に不利な条件も多く、単独過半数には届かないとみられる。エリート層、軍部と対立する同党との連立には各党とも及び腰で、民主党を中心とする連立政権が成立し、PPPは野党に回るという見方が多い。

 こうした見方に対し、ジャトゥロン氏は、民主党やTRT離脱派の政党は支持が伸びていないと指摘。「PPPは前職議員が多い上、TRTの政策は国民が望むものだ」として、単独過半数が可能と主張した。
《newsclip》